クリエイターPC導入を契機に生まれた新学科

 同校では全学生が日常的に使用するノートPCに、マウスコンピューターの「Mouse」を推奨している。また、CGやゲームの制作用として同社のクリエイターPC「DAIV」を9台、eスポーツなどゲーミング専用パソコンとしてやはり同社の「G-Tune」を14台導入している。

 取材時に実習室をのぞくと、マウスコンピューターのノートPCを広げて、TGS 2019(9月12日~15日に開催)への出展作品を制作している学生たちがいた。「TGSに向けて遊びやすく面白いゲームを作りたい」と抱負を語る彼/彼女らは、「ゲーム制作ではVRも利用するためPCの処理速度が重要」と言う。「マウスコンピューターのノートPCはパワーがあるので、処理落ちしたり画面の動きがカクついたりしません。使っていてストレスを感じたことはありません。購入時には、ほかのメーカーのPCも調べましたが、マウスコンピューターのPCのほうがコスパ(価格対性能比)が優れていると思いました」

東京ゲームショウ(TGS)2019の出品作品は数人ごとのチームで制作する
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 学生たちは普段は自分のノートPCでゲームを制作しているが、必要に応じて校舎内のVRラボに設置されているDAIVを利用する。ゲームクリエーター科 学科長の川原健氏は「ノートPCでVRコンテンツを動かすと、CPU性能やメモリーを100%使いますが、これまで熱暴走を起こしたことはありません。さらにクリエイターPCのDAIVでは動きが遅くなることもありません。その性能は眼を見張るものがあります」と語る。

新潟コンピュータ専門学校 ゲームクリエーター科 学科長 ゲームプログラム担当の川原健氏
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 マウスコンピューターは、高品質でリーズナブルな製品をスピーディーに届けるため、国内生産を貫くメーカーだ。長野県にある飯山工場には製造部門と開発部門が同居し、顧客の声や海外の動向をいち早く取り入れ、PCの仕様や機能を改善している。こうした取り組みによって、教育現場のニーズに応えていると言えそうだ。

 その飯山工場で生産され、クリエイターが求める性能を備えるDAIVが、新潟コンピュータ専門学校に新しい風を吹き込んだと、増田氏は話す。「当校ではVRやVチューバーのコンテンツ制作に力を入れており、1年前にDAIVを導入しました。決め手はやはり、VRや3Dであってもストレスフリーで動かせる性能です。開発に必要ない不要なソフトが入っていないシンプルな構成も魅力でした。学生からは不満の声はありません。実は、当初はVRラボ用としてDAIVを導入しました。すると、このDAIVをeスポーツでも使えるのではないかという声が学生から上がりました。これがきっかけで“eスポーツサークル”が生まれ、来年(2020年)春のeスポーツ科の開講につながりました」

マウスコンピューターの「DAIV」で自作したゲームをプレイする学生たち
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