テクノロジーをビジネスに生かすための展示会「Interop Tokyo 2019」で、働き方改革に関連するブース展示をしていたマウスコンピューターに取材。働き方改革に「よくある失敗」を避けるための策を、業務に即したPCの選び方、会議など情報共有環境、リモートワーク環境の3点から考察する。

 長時間労働を解消し、働き手がそれぞれの事情に応じた多様で柔軟な働き方を選べる「働き方改革」を実現するには、IT機器の導入と活用が欠かせない。一方で、業務内容や社内体制などを精査せずに一律に同性能の標準PCを購入したり、話題になっているからとクラウドを導入したりして、活用しきれないといった失敗をする企業も少なくない。

 こうした「よくある失敗」を避けるための策をここでは、業務に即したPCの選び方、会議など情報共有環境、リモートワーク環境の3点から考察しよう。テクノロジーをビジネスに生かすための展示会「Interop Tokyo 2019」で、働き方改革に関連するブース展示をしていたマウスコンピューターに取材した。

マウスコンピューターは「Interop Tokyo 2019」で働き方改革をテーマにしたブースを出展した
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「標準PC」の落とし穴に注意

 PC選びでよくある失敗が、部署や社員ごとの業務内容を考えずに同じ仕様の標準PCを導入してしまうケース。しかし実際には、業務によってPCやソフトウエアの使い方は自ずと異なるし、求めるスペックも変わってくる。営業担当者なら外出先に持ち運べるモバイルノートが使いやすいが、書類を大量に作る事務部門ではフルサイズキーボードを備えたデスクトップ機の方がよいということもある。業務に合わない機種を導入してしまうと、仕事の効率が下がるだけだ。

 多くのビジネスユーザーに向き合い、そのニーズに応えてきたマウスコンピューター マーケティング本部の譜久島基氏はこう語る。

 「オフィスソフトの利用など一般的な作業なら、今のPCはどれも十分な性能を備えています。しかし写真加工や図形描画などのコンテンツ制作用ソフトを多用する場合は、メモリーの増設や、高性能なグラフィックスボードの搭載を検討する必要があるでしょう」

 マウスコンピューターは、さまざまな用途向けにラインアップをそろえている。事務・営業などビジネス一般向けの「MousePro」シリーズはタブレットPC、モバイルノートから高性能デスクトップまで豊富な機材から業務に最適なものを選択できる。ハイパワーで画像・映像処理やCG制作などに向く「DAIV」シリーズは本来はクリエーター向けの機種だが、一般企業でも製作物の多い広報・宣伝・デザイン、また研究・開発などの部署が採用するケースも多いという。

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マウスコンピューターでは用途ごとに広くラインアップをそろえている。13.3型ノート「MousePro NB3」シリーズ(左)、小型デスクトップ「MousePro M」シリーズ(中)、クリエーター向け高性能PC「DAIV-DGZ530」シリーズ(右)

柔軟なBTOで最適スペックを選ぶ

 業務内容に合わせたPC選びでもう一点、大切なのは「BTO(Build To Order)」への対応だ。BTOとは、ユーザーの求めるスペックや機能に合わせて多くのパーツやソフトをカスタマイズできるサービスである。

 「他のPCメーカーでもメモリー増設などのサービスはありますが、当社はCPU、ストレージ、各種インターフェース、搭載ソフトまで、ほぼすべての機能をカスタマイズできます。求める機能を強化して、不要な部分を削ればコストパフォーマンスの高いPCになります。そのため、企業でPCを導入される場合にはお客様のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なスペックをご提案するようにしています」と譜久島氏は説明する。例えば、一般事務においてもマクロを組んだExcelを多数動かしたり、大きなファイルサイズの画像を扱う機会が多かったりする場合には、メモリーを通常の8GBから16GBに増やした方が適切なケースもあるという。