モバイル用途ならスタイルを選べる「2 in 1」を検討

 最近は、柔軟な働き方をする上でモバイルデバイスの役割も大きくなってきた。しかし、ここでもサイズと軽さだけで選んでしまうと、失敗してしまうことがある。

「取引先などでお客様に資料をお見せし、契約や同意のサインを求めたり、記入してもらったりすることがあるなら、タッチパネル式のタブレット専用端末は便利です。しかし、そうした特定用途ではなく、オフィスソフトで文書作りもする、メールもするなど多様な使い方をしたい場合にはやはりモバイルノート、つまりキーボードのついた“PC”が必要になるのです」

 どちらのスタイルでも使いたいと言う場合には「2 in 1」タイプを選ぶのが有効だ。モバイルノートとして使えることはもちろん、キーボード部分を取り外す、あるいは回転させることで画面タッチ式の“タブレットPC”としても利用できるのが特徴である。モバイルノートとタブレットの切り替えはまったく苦にならず、どちらのスタイルで使っても「同一の機材」なので、画面の操作性も共通だ。もちろん、PC・タブレット間でデータを移しかえるような面倒さもない。

モバイルノートとしてもタブレットPCとしても使える2 in 1タイプ。12型画面の「MousePro-P120B」(左)と11.6型画面の「MousePro-P116B」(右)
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 働き方改革に、PCは多大なる影響を及ぼす。企業側から一律に標準PCを支給するのではなく、事前に社員のニーズをヒアリングした上で必要な機材を提供すると、結果は明らかに変わってくるだろう。

「無駄な会議」にしないためのサイネージ活用術

 業務に即したPCを社員に提供することができた。会議でも、モバイルデバイスの活用により、事前に共有したデータを基に説明するというシーンは珍しくなくなった。しかし、ここで起こりがちな失敗が、手元の資料ばかり見つめていて、実のある議論にならないことである。人は会議中、思いのほか上の空である。情報は共有すればいいというものではなく、有効に活用しなければならない。会議室ではテーマとなる資料を大型ディスプレイ(液晶デジタルサイネージ)に映し出し、皆で議論に集中する。これが、一気に結論を出すためのコツである。

ディスプレイのワイヤレス接続は、有線に比べ安価に環境を整備できる
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 マウスコンピューターでは、こんなシーンで便利に使える液晶デジタルサイネージとのワイヤレス活用を提案している。例えば、サイネージにActiontecのワイヤレスディスプレイアダプター「スクリーンビーム」をセットすれば、Wi-Fiで接続された複数のPCやモバイル端末から資料・データを大きく表示できる。こんなニーズに合わせて、マウスコンピューターの展開するディスプレイブランド「iiyama」では、42/49/55型など会議室のスペースに適したサイズの液晶デジタルサイネージを用意しているという。

Actiontec「スクリーンビーム ミニ2 Continuum」を液晶デジタルサイネージのHDMI端子に差し込むだけで、PCからWi-Fiを介したワイヤレス表示が可能に
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 「みんなでディスプレイの画面を見ながら話し合えますし、誰のPCからでもデータを転送できるので、必要な情報を適宜表示できます。また、タッチパネル対応のデバイスを使えば、画面上に手書きできるので説明も分かりやすくなります」(譜久島氏)