100年に一度とも言われる大変革の時代に本格的に突入しました。市場、技術、顧客ニーズ、そしてビジネスモデルがガラリと変わり、従来の延長線上の取り組みが通用しなくなりつつあります。こうした中、多くの企業が次の成長をもたらす新規事業の立ち上げに悩んでいます。変化の激しい時代に、何をテーマに研究を行い、事業化に向けてどのように開発を進めたらよいのか、その見極めが難しいからです。


本セミナーでは、持続的成長につながる新規事業の立ち上げ、すなわち「明日の技術の宝探し」に役立つヒントを提供します。今、最もホットな技術領域である全固体電池とデジタル変革(デジタルトランスフォーメーション)をテーマに、リーディングカンパニーの研究開発戦略とその具体的な進め方を、それぞれのキーパーソンにお話いただきます。

まず、トヨタ自動車 先端材料技術部 電池材料技術・研究部 チーフプロフェッショナルエンジニア(CPE) 射場英紀氏が、次世代の電動車両向け電池の“本命”と期待される全固体電池の研究開発におけるオープンイノベーションについて語ります。続いて、KDDI経営戦略本部KDDI DIGITAL GATEセンター長 山根隆行氏が、5G(第5世代移動通信システム)やIoT(Internet of Things)を踏まえた新規サービスを創出する拠点である「KDDI DIGITAL GATE」を事例にデジタル変革時代の開発の進め方について語ります。エルゼビアからは、最近ますます注目を集めているAI(人工知能)の研究動向に関するレポートを紹介しAIが研究開発にどのように生かされているのか事例を交えて講演いたします。

講演後は、Q&Aセッションで来場者の皆様からの質問にお応えします。

受講効果

  • リーディングカンパニーの研究および開発に関する考え方と進め方を知ることができます。
  • イノベーションを目に見える形で実現するには何が必要かヒントを得られます。
  • 学術情報やデータをどのように生かすことが必要か知ることができます。
  • 客観的データを活用した有用情報の収集・分析方法を習得できます。

概要

日時: 2019年7月4日(木)13:00~17:00(開場12:30予定)
会場: フクラシア東京ステーション (東京都千代田区大手町2-6-1)
主催: 日経ものづくり
協賛: エルゼビア・ジャパン

受講料(税込み)

  • 18,000円
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

13:00 - 13:05

主催者挨拶

13:05 - 13:50

【1】オープンイノベーションによる全固体電池の研究開発

射場 英紀 氏

トヨタ自動車
先端材料技術部 電池材料技術・研究部 CPE(チーフプロフェッショナルエンジニア)

サステイナブルなモビリティ社会実現のために、全固体電池の研究開発を行ってきた。この要素技術には、多くの大学や研究機関との共同研究や国家プロジェクトの成果が織り込まれている。この事例を紹介すると同時に、オープンイノベーション推進機構のような新しい産学連携のしくみへの期待についても言及する。また、全固体電池の構成材料の探索の中で、その研究プロセスの大きなパラダイムチェンジとなる可能性のあるマテリアルインフォマティクスの活用の現状と課題を述べる。

講師紹介

1987年大阪大学工学研究科卒、トヨタ自動車材料技術部に入社し、マグネシウム部品の開発を担当の後、1993年から3年間、物質工学研究所(現産総研)へ派遣。燃料電池の水素タンク用として当時世界最高性能の水素吸蔵合金を発明。帰任後、2000年から同社技術統括部において、先端研究や産学連携のマネジメントを担当。2008年電池研究部の発足と同時に部長を務める。2019年から、材料、電池、国家プロジェクトや社外連携を専門領域とするCPE(チーフプロフェッショナルエンジニア)に就任。その間、総合科学技術会議、文部科学省、経済産業省、JST、NEDO、学術振興会などで、数多くの委員を担当。

13:55 - 14:40

【2】日本の企業がデジタル変革するために必要なこと

山根 隆行 氏

KDDI
経営戦略本部 KDDI DIGITAL GATEセンター長

ビジネスの境界線が揺らぎ、異業種間競争が激しくなる今、企業は自社ビジネスにデジタルの要素を融合していくことに迫られています。日本企業がデジタル変革するためには、自社の文化に合ったやり方を発見して、素早く実行して改善していくことが重要です。KDDIが実践したチャレンジと、ビジネス共創の場である「KDDI DIGITAL GATE」での取組みを、具体的な事例や学びを交えてご紹介します。

講師紹介

国内製造業でのエンジニア経験を経て、2009年KDDI入社。法人向けサービスの企画業務に従事し、アジャイル開発チームの立ち上げメンバーとして参画。その後、Scrumプロダクトオーナー(PO)として活動、および社内でのPO育成に従事。2018年9月より現職。

休憩 (14:40 - 14:55)

14:55 - 15:30

【3】AI研究のグローバルトレンドと科学やイノベーションへの変換

アンデーシュ・カールソン 氏

エルゼビア
ヴァイスプレジデント グローバルストラテジックネットワークス
工学博士

機械学習が発展するにつれて、人工知能(AI)は主流になりつつあります。エルゼビアは、世界におけるAIの研究動向に関するレポートを発表しました。米国や中国が先駆的にアカデミックの分野で研究成果を出していることや、日本は世界で6位であり、研究成果の10%は企業との共同研究でなされている中で、中国より3%上回るものの米国より13%下回ることが分かっています。グローバルの情報分析ビジネスにおいて、エルゼビアはクラウドベースのデータプラットフォームのためのAIにも投資してきています。そこには、機械学習が使われ、様々なデータソースからの知見を引き出すことに役立っています。今回は、進行中の事例及び研究開発とイノベーションに関連した事例を紹介します。

講師紹介

1987年スウェーデン王立工科大学 物理専攻修士号取得、92年同大学量子工学博士号取得。92~98年NTT物性科学基礎研究所、93年~94年スタンフォード大学客員研究員。2000~01年パリのポリテクニック工科大で、05~06年中国の浙江大学で教鞭。01~11年スウェーデン・ストックホルム王立工科大学。07~12年10月、スウェーデン大使館 科学技術参事官就任。12 年11月よりエルゼビア バイス・プレジデント アカデミック・リレーションズ 日本/アジア太平洋地区。13年1月より大阪大学未来戦略機構、学長顧問量子光学の教授就任。04年自身でコーディネートしたIST-QuComm プロジェクトが評価されEUデカルト賞を受賞。エルゼビアのグローバルストラテジックネットワークス部門のヴァイスプレジデントとして現職。

休憩&レイアウト変更 (15:30 - 15:45)

15:45 - 16:20

【4】Q&Aセッション

射場 英紀 氏、山根 隆行 氏、アンデーシュ・カールソン 氏

近岡 裕

<モデレーター>

近岡 裕

日経BP
日経 xTECH・日経ものづくり 副編集長

事業戦略の成功に欠かせないAIの本質を見極めるために情報をどのように取捨選択して使いこなすべきか、そのポイントと、学術情報ビッグデータやオープンイノベーション情報を活用するメリットなどについてモデレーターが3人の講師から引き出します。

名刺交換・展示ブース観覧(16:20 - 17:00)

  • ※途中、休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方は、受講証はMyPageから印刷してご持参ください。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
40名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。