米Qualcomm(クアルコム)と中国ZTEは2020年1月7日、5G NRを使った音声通話実験に成功したと発表した(QualcommのニュースリリースZTEのニュースリリース)。5Gネットワークを使った音声通話サービスは「Voice over New Radio(VoNR)」と呼ばれる。今回の実験は、3GPPのRelease 15準拠のZTE提供5G NR基地局と、QualcommのSnapdragon 5GモデムやRFシステム(関連記事)を搭載したスマートフォンタイプの試験機を用いた。利用した周波数帯は2.5GHz帯。実験自体は2019年12月に実施されている。

出所:Qualcomm
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 両社は、2017年11月に中国で行われた5G NRによるデータ通信相互運用性試験や、2019年にこれも中国国内で行われたサブ6(6GHz未満の周波数帯)での商用システムによる5Gネットワークサービス試験、ミリ波を使った相互運用性試験など、5G技術開発に向け様々な連携を行ってきた。

 今回の試験についても、LTEで通信制御を行い音声通話としてVoLTE(voice over LTE)を採用するNSA(Non-Standalone)5G NRから、5G NR単独で制御を行うSA(Standalone)への移行に向け、より高品質の音声通話サービス提供に不可欠のステップとなるとしている。両社は今後もこのVoNRの実用化に向けさらなる協力を進める。