韓国・現代自動車(Hyundai Motor)は2019年11月26日、インドネシアに自動車生産工場を建設するため、インドネシア政府と覚書を交わしたと発表した。同社はジャカルタ東部の郊外にあるデルタマス・シティ(Kota Deltamas)の工業団地に新工場を建設する。工場の建設費に製品開発費や運用コストを加えた投資額は、2030年までに約15億5000万ドルになる。

インドネシア政府との覚書調印式
韓国・蔚山(ウルサン)で行われた調印式には、インドネシアのJoko Widodo大統領(左から2番目)や現代自動車CEOの李元熙氏(一番右)らが出席した。
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 新工場は2019年12月に着工し、2021年後半には生産を始める予定。当初の年間生産能力は15万台だが、フル稼働時には年間25万台になる見込み。新工場は、プレス、溶接、塗装、組立のラインを含み、東南アジア市場向けに設計された小型SUVや小型ミニバン、セダンを生産する計画だ。将来的に東南アジア向けの電気自動車(EV)の生産も検討している。

 同社は現地パートナーと協力し、新工場での直接雇用と、関連するサプライヤーなどの間接雇用で2万3000人以上を雇用し、デルタマス・シティ地区で最大の自動車メーカーになるという。新工場により稼働後の最初の10年間でインドネシアに200億ドル以上の経済効果が見込めるとする。