アマゾンジャパンは2019年11月22日、産官学の意見交換イベント「Amazon Academy」を都内で開催した(写真1)。第4回となる今回は「AI時代に求められる力とその育成」をテーマに講演やパネルディスカッションを実施した。

写真1●アマゾンジャパンがAI時代の人材育成をテーマにイベントを開催
(撮影:山口 健太、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

日本企業は変革を迫られている

 挨拶には、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長が登壇(写真2)。「少子高齢化を背景に、日本企業はAIを活用するよう変革を迫られている。だがAIは人間の仕事を奪うものではない。安全で快適、革新的な職場を実現するものだ」と語った。

写真2●アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長
[画像のクリックで拡大表示]

 アマゾンの社内事例として、物流拠点におけるロボティクスの導入を紹介した(写真3)。これまで商品のピッキングや梱包作業をしてきた従業員は、数百台のロボットを管理する新しい仕事に就いているという。

写真3●ロボット化によって新しく生まれた仕事を紹介
[画像のクリックで拡大表示]

 アマゾンが提供するサービスとしては、2019年9月にリリースした機械学習による時系列予測サービス「Amazon Forecast」を挙げ、「専門的な知識を必要とすることなくAIを活用できる」(チャン社長)と紹介した。

 今後の人材育成にあたっては、AIを使いこなせる人材の必要性を挙げた。「AIや機械学習はツールにすぎない。判断を下すのは人間だ。組織全体がテクノロジーを理解し、あらゆる場面でAIを使いこなせる人材を育てることが重要だ」(チャン社長)とした。