ジュピターテレコム(J:COM)は2019年11月20日、2019年度下期事業説明会を開催した。同日付で発表した新STB「J:COM LINK」の投入や、J:COM HOMEにおける「スマートロック」サービスの開始のほか、2019年9月に相次いだ台風災害への対応や、4K STBの状況などを説明した。

 新STB「J:COM LINK」は、2019年12月1日に提供開始を予定する。月額料金は、利用中のSTBにもよるが、最新の4K STBを使っている利用者は据え置きとなる。J:COM LINKは、有料を含む各種放送チャンネルだけでなく、TVerやAbemaTVを含む各種の動画配信サービスを大画面テレビで楽しめるAndroidTV搭載STBである。この日はNetflixかDAZNのどちらかをお得に楽しめるキャンペーンを開始することも発表した。

新STB「J:COM LINK」の提供を12月1日開始
(ジュピターテレコムの発表会から、以下同)
[画像のクリックで拡大表示]

 スマートロックは、ホームIoTサービス「J:COM HOME」に加える形で2020年春から順次、集合住宅向けに提供を開始する。カギを使わずに、暗証番号やICカードに加えて、J:COM HOMEアプリを搭載したスマートフォンで玄関ドアの開閉を可能にする。ライナフと美和ロックが共同開発したスマートロックを投入する。

 防災・災害対応は、J:COMの地域メディアの役割として取り組み状況を説明した。発災時だけでなく、継続的に取り組むため自治体と協定を結び、支援活動を拡大させている。2019年に相次いで日本を襲った台風15号と台風19号ではコミュニティチャンネルやスマホアプリを通じた情報提供を行ったこと、さらには物資支援や行政と連携した活動などを実施したことを報告した。「地域に根差したインフラ企業として責務を全うすべくこの街の役にたてているのかを自問しつつそれぞれの持ち場で自分たちのできることを最大限努力した」(井村公彦社長)という。

防災・災害時の支援対応の取り組み
[画像のクリックで拡大表示]

 この日は、新サービスの状況も報告した。2019年10月31日に全国で販売開始した「J:COMメッシュWi-Fi」は、想定を大幅に上回っているという。11月単月で6900世帯の当初目標としていたが、約3倍のペースで広がっているという。

J:COMメッシュWi-Fiが好調に推移
[画像のクリックで拡大表示]

 4K放送の取り組みとしては、4K J:COM Boxの設置台数が2019年10月末時点で47.7万代に達したことを報告した。A-PAB(放送サービス高度化推進協会)の集計値と比べると、新4K8K衛星放送の視聴可能世帯機器の約24%に相当する。4Kの関連では、J SPORTSがラグビーワールドカップの全試合4K生中継を実施したが、この間に放送・VODの新規契約が例年に比べて大幅に伸長したことも報告した。

J SPORTSの放送やVODの新規契約数が前年比で大幅に増加
[画像のクリックで拡大表示]