富士通と理化学研究所が共同開発中のスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」のプロトタイプが2019年11月18日、スパコン消費電力性能ランキング「Green500」で世界1位を獲得した。米国で開催中のHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に関する国際会議「SC19」で発表された。

 富岳のプロトタイプは富士通が開発したCPU(中央演算装置)である「A64FX」を768個搭載。スパコン向けCPUとして世界で初めて英アームの命令セットアーキテクチャーを採用した点が特徴だ。スパコンの性能を測るベンチマークテストにおいて、1ワット当たり16.876GFLOPS(ギガフロップス、フロップスは1秒間に処理できる浮動小数点演算回数)の性能を達成した。

 これによりGreen500において1位(計算処理速度のランキングでは159位)を獲得した。2位(同420位)はPEZY ComputingとExaScalerの「NA-1」、3位(同24位)は米IBMの「AiMOS」だった。

 富岳はスパコン「京」の後継機。2014年に開発が始まり、2021年の稼働を予定している。