エイブリックは、ZCL(Zero Crossing Latch)検知方式を採用した民生機器向けホール効果センサーIC「S-576Z Bシリーズ」を発売した。ブラシレス直流(DC)モーターの駆動に向ける。ZCLとは、外部から印加される磁束密度がS極からN極、もしくはN極からS極に切り替わる0Tに達した点を検知し、信号を出力する方式である。従来のホール効果センサーICでは、単極検知(ユニポーラー)、両極検知(オムニポーラー)、交番検知(バイポーラー)という検知方式を採用している。いずれもS極、もしくはN極の切り替わり点である0Tを通過した時点で信号を検出できず、設定した検出点(BopとBrp)に達したときに信号を出力していた。従って、0Tから検出点に達するまでの遅れ時間が発生してしまう問題を抱えていた。ZCL検知方式を使えば、この問題を解決できる。その結果、「設計の自由度が格段に高まるため、ホール効果センサーICの位置精度や部品のばらつきといったモーターの性能に影響を与える要因を減らしたり、製造工程におけるキャリブレーション作業の負担を軽減したりすることが可能になる」(同社)という。

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