人工知能学会は2019年11月8日、AIと社会の関係やAI技術の倫理的側面における活動を表彰する「AI ELSI賞」第1回について、受賞した活動を公表した。

 AI研究の方向に示唆を与える活動を表彰する「Perspective部門」は、産業技術総合研究所の神嶌敏弘氏の「AIの公平性に関する⼀連の研究」が受賞した。「AI公平性の分野の日本における立ち上げと、発展に寄与した業績」(同学会が公表した選定理由より)を評価した。

国際会議での神嶌敏弘氏の講演風景
(出所:人工知能学会)
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 AI倫理などについて社会的な影響を与え得る活動を表彰する「Practice部門」は、漫画家の山田胡瓜氏の作品「AI(アイ)の遺電子」が受賞した。「人と人、人と機械の関係性を扱い、鋭く切り込んでいる」(同)点を評価した。

『AIの遺電子』シリーズ ©︎山田胡瓜(秋田書店)2016
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 同学会は11月23日の合同研究会で受賞者を表彰する。