カナダの大手自動車部品メーカー、マグナ(Magna International)は2019年10月30日、米国エネルギー省(DOE)からの助成金を受け、次世代の電気自動車(EV)駆動用モーターを開発すると発表した。この開発は、イリノイ工科大学およびウィスコンシン州立大学マディソン校と協力して進める。レアアースを使う永久磁石を使用しないことでコストを半減させつつ、最高出力125kWで既存モーターの8倍の出力密度を達成することを目標としている。

(写真:Magna International)
[画像のクリックで拡大表示]

 同社の最高技術責任者のSwamy Kotagiri氏は「レアアースを使わないことで、EV普及の課題となっている部品コストの高さと、原料調達に対する不安を解消することができる」と述べている。このプロジェクトでは、革新的な材料、冷却技術、巻線技術、シミュレーションモデル、制御技術、最適化技術などを開発していく。

 開発したモーターに変速機やインバーターを統合し、EV駆動システムとして製品化する。開発に当たっては、同社のデザインフレームワークを利用して、自動車部品規格に適合し低コストで生産可能な設計にすることが重要だとしている。開発したモーターはDOEから助成金を受けているため、2021年にDOEの評価を受ける予定。