米インテル(Intel)は、集積した8コアすべてが5GHzで動作するMPU「Core i9-9900KS」の販売を開始した(ニュースリリース)。2018年6月発表の第8世代Core「Core i7-8086K」(関連記事1)に続く、世界最高レベルのゲーム用デスクトップPC向けMPUだとする。

今回の新製品。Intelの写真
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 今回の新製品であるCore i9-9900KSの存在は、今年(2019年)6月に開催の「COMPUTEX TAIPEI 2019」で明らかにされた(関連記事2)。しかし、価格やTDP(熱設計電力)、発売時期などは未発表のままだった。Intelによれば、新製品は現在販売中の「Core i9-9900K」(関連記事3)をベースにした特別な製品だという。

 どちらの製品のCPUも8コア/16スレッド構成を採る。ただし、コアの動作周波数は異なる。Core i9-9900Kはベースクロック周波数が3.6GHzなのに対して、Core i9-9900KSのそれは4GHzに引き上げられた。ターボ動作時の最大クロック周波数はどちらも5GHzだが、Core i9-9900Kでは5GHzで動作可能なコアは8個のうちの1つだけだった。一方、Core i9-9900KSは集積された8個すべてのコアが5GHzで動作する。

 チップ全体としては性能が向上するものの、消費電力も上がっている。Core i9-9900KのTDPは95Wだったのに対し、Core i9-9900KSではTDPが127Wに引き上げられた。このためか、Core i9-9900Kは3年保証なのに対し、Core i9-9900KSは1年保証となっている。

 Core i9-9900KSは数量限定で、全世界で2019年10月30日/31日に発売になった。Intelによれば、推奨小売価格は513~524米ドル。日本国内では6万6000円前後で売られている。