ピクセラは2019年10月30日、新たに開始するBtoB事業「BIZmode」事業の説明会を開催した。

 BIZmode事業では、ホテルなどの法人に業務用4Kスマートテレビ(Android TV搭載)を販売するとともに、購入後に遠隔でのテレビの設定・制御・状態監視を可能にする環境を提供する。ピクセラは同事業を、ホテル向けシステム開発会社などのパートナー企業の協力を得て展開する。同社は今回の説明会で、パートナー企業として17社の名前を挙げた。

 BIZmodeでは、HTML5上で自由に記述をして、動画を組み合わせた独自の画面を制作できる。例えばテレビ番組を表示したり、アプリケーションを起動できたりする画面を制作し、運用することを可能にする。

 ピクセラは今後、BIZmode対応の4Kスマートテレビ(40型、43型、50型、55型の4サイズ)を発売する。2019年11月から受注を開始する。

ピクセラのBIZmode対応4Kスマートテレビ
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 ピクセラはまず、部屋のテレビでホテル独自の画面を宿泊客向けに表示しているホテル業界を、BIZmode事業のターゲットにする方針である。将来的にはデジタルサイネージを運用する事業者や、旅館、ケーブルテレビ事業者への提供も目指す。

 ピクセラはBIZmodeの特徴である遠隔でテレビの設定・制御・状態監視を実施できる点について、「今はホテルの担当者が各部屋のテレビを1つひとつ設定する必要がある。BIZmodeを使えば、テレビを一斉に設定できる」(ピクセラの担当者)とし、現場を訪問しなくてもテレビの設定が可能になる点をアピールした。各テレビを個別に設定することも可能という。

 「ファームウエアのダウンロード/更新の遠隔制御」や「アプリのインストールの遠隔制御」が可能な点もBIZmodeの特徴として挙げた。さらに2019年12月には、対応テレビをWi-Fiのアクセスポイントとして利用できる機能の追加も予定する。

 質疑応答では、ピクセラとパートナー企業の役割分担について述べた。「ピクセラは、BIZmodeの様々な機能を搭載したハードウエアの販売と、対応端末を遠隔で管理するためのサービスを提供する。顧客がHTML5コンテンツを運用できるようにするためのサービスはパートナー企業が展開する」とした。