日立製作所は、医薬品業界向けITシステム事業を手がけるグループ会社2社を2020年1月1日付で合併し、「日立医薬情報ソリューションズ」とすることを決めた。製薬会社から卸売、薬局までの医薬品製造・開発・販売などのバリューチェーン全般に向けた、ITシステムのソリューション提案力・開発力の強化を図る。資本金は2億5000万円で、株主は日立製作所(63.3%)、第一三共(27.2%)、日立ソリューションズ(9.4%)。

(出所:PIXTA)

 合併するのは日立ファルマエヴォリューションズと日立インスファーマ。主に製薬会社向けのITシステムに関するコンサルティングや、大規模システムの運用・保守、各種システムの開発を10年以上にわたって手がけており、薬事規制への対応をはじめとした医薬品業界の豊富な知識と、安定したシステム運用のノウハウを有している。合併によって、顧客のITシステムの安定的な運用や、医薬品バリューチェーンを支えるプラットフォームの提供を実現し、顧客のデジタルトランスフォーメーションを加速させる。

 近年、医薬品業界は環境が急激に変化しているほか、デジタル化の進展にともない、IoTやAIによる業務や会社の垣根を超えた医薬品バリューチェーンの全体最適化に対するニーズも高まっている。こうしたなか、ITシステムは業務支援ツールにとどまらず、さまざまなステークホルダーをつなぎ、多種多様なデータを活用するためのプラットフォームとして重要性が増している。

 幅広いニーズに対応するため、日立ファルマエヴォリューションズと日立インスファーマは合併し、日立医薬情報ソリューションズとして新たにスタートする。日立製作所は、長年にわたって培ってきたプロダクトや制御・運用技術と、日立医薬情報ソリューションズを中核にITを一貫して保有する強みを生かして、顧客との協創を通じてデジタルソリューションを提供することで、医薬品業界の発展に貢献していく。

■変更履歴
当初、タイトルと本文第2段落に「合弁」と記載していましたが、正しくは「合併」です。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。 [2019/10/28 22:15]