ソフトバンクグループは2019年10月23日、シェアオフィス「ウィーワーク(WeWork)」を運営する米ウィーカンパニー(The We Company)への追加の経営支援策を発表した。ソフトバンクGは総額95億ドル(約1兆円)の資金を投じ、副社長COO(最高執行責任者)のマルセロ・クラウレ氏をウィーカンパニーの会長に送り込む。

 ソフトバンクGはウィーカンパニーに対して新たに50億ドルを貸し付ける。さらに、最大30億ドル分を既存株主から買い取ったり、15億ドル分の新株引受権を前倒しで行使したりする。一連の財務支援策でソフトバンクGのウィーカンパニーに対する持ち株比率は約8割に達するが、議決権ベースで過半数は持たず、子会社にならないとしている。

 ウィーカンパニー創業者のアダム・ニューマン氏は経営から外れる見込みだ。ソフトバンクGと10兆円ファンドの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」はこれまでに100億ドル以上をウィーカンパニーに投じてきた。ここにきて、ウィーカンパニーの経営危機が表面化し、新規株式公開(IPO)を延期するなど混乱が広がっていた。