エルピクセルは、人工知能(AI)の深層学習(Deep Learning)を活用した技術で脳MRI画像を解析し、脳動脈瘤(りゅう)の疑いがある部分を検出する医用画像解析ソフトウエア「EIRL aneurysm(エイル アニュリズム)」を日本国内で発売する。

ワークステーションなどに表示される「脳動脈瘤」候補点検出のイメージ
(出所:エルピクセル)
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 EIRL aneurysmは、医薬品医療機器等法に基づき、「管理医療機器」としての承認(承認番号:30100BZX00142000)を2019年9月17日に医薬品医療機器総合機構(PMDA)から取得した。深層学習を活用した脳MRI分野のプログラム医療機器としては、日本国内で初めての薬事承認となる。

 脳MRI画像から2mm以上の動脈瘤に類似した候補点を検出し、マークを表示することで医師の読影をサポートする。感度は77.2%となり、医師単独で読影した場合の感度68.2%と比べて診断精度の向上が認められたという。

PACSやモダリティとの接続イメージ
(出所:エルピクセル)
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 国際的な医用画像規格「DICOM」に準拠しており、各医療機関で既に導入されている医用画像管理システム(PACS)やモダリティとの接続に対応する。これにより、画像データを送受信し、医師の手元にあるワークステーションなどに解析結果を出力することができる。

 日本は世界有数のMRI保有国で、比較的安価にMRI検査を受診できることから「脳ドック」が普及しており、破裂するとくも膜下出血の要因になる「未破裂脳動脈瘤」の発見が多くなっている。一方で、読影診断を担う放射線科医や脳神経外科医の作業量は、画像情報の膨大化にともなって増加している。そのため、医療現場では「医師の働き方改革」の推進が急務で、テクノロジーを活用した高品質かつ効率的な医療の実現が求められている。