牛丼チェーン「すき家」でキャッシュレス決済をした際に、同じ商品・金額が誤って2度決済されるトラブルが複数発生している。日経 xTECHの取材で2019年10月3日までに分かった。いずれもJCBの電子マネー「QUICPay」を使った決済で発生した。

QUICPayの二重決済が複数発生している
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 すき家の運営会社を傘下に持つゼンショーホールディングス(HD)は取材に対し、事実であると認めた。利用客からの問い合わせをきっかけに、同社は2019年9月30日までに事態を把握した。調べると、二重決済は9月22日ごろから複数回生じていた。同社は「お客さまにご迷惑をお掛けして申し訳ない」(広報)と謝罪したうえで、「クレジットカード会社には二重決済のうち一方を取り消してもらって返金しているため、実被害は生じていない」(同)とする。

 二重決済の原因について、同社は「すき家のPOSシステムとつながる決済サービス会社のシステムの不具合」(同)と説明する。うまく決済できない場合に決済データが再送され、両方とも決済されたとみられる。対策については決済サービス会社と現在も「協議中」(同)という。この決済サービスは他の企業も使っているため、二重決済トラブルが広範に及ぶ可能性もある。