中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2019年9月29日、インドの通信事業者であるBharti(バーティー)と連携して5Gマイクロ波対応機能強化版MIMOの開発を発表した(Huaweiのニュースリリース)。Bhartiでは、既にこの機能を使って100ホップを超えるマイクロ波中継ネットワークを構築し、動作確認を進めているという。

出所:Huawei
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 このシステムを使うことで、バックホール機能が従来の4倍に強化され、28MHz帯の単体利用時で1Gビット/秒、28MHz帯をキャリアアグリゲーションすることで、2Gビット/秒の高速通信が可能になるとしている。また、ファーウェイの5Gキャリアアグリゲーション技術を活用することで、伝送距離13kmを実現しながら、従来の20%の電力削減が可能になるとしている。

 従来のマイクロ波対応MIMOに比べると、アンテナ設置距離基準が70%改善したとする。長距離接続時に同一発信源の電波が受信側に複数届いてしまうマルチパス干渉も解決し、電波塔の専有面積やレンタル費用も半分になる。既にBhartiの実際のネットワーク環境下で半年にわたる実験を行い、安定性も確認済みという。

 Bhartiでは、マイクロ波の限られた帯域幅を使って、いかにインド市場をリードするサービスを提供できるかが課題となっていた。Huaweiでは、今回の機能強化版MIMO技術を導入することで、この課題を解決し、周波数帯への新たな投資を行わなくても5G対応可能なネットワークを構築できるとしている。