ソフトバンクが先端医療の研究開発で連携、AIやIoT、ビッグデータ活用

2019/09/25 14:40
近藤 寿成=スプール

 ソフトバンクと国立循環器病研究センターは、心臓病や脳卒中をはじめとする循環器病対策の先端医療の研究開発で包括連携協定を締結した。循環器病対策につながる医療・ヘルスケア機器やソリューションの研究開発と実用化に取り組む。国民が健康に暮らす社会の創造を目指す。

包括連携協定の体制図(出所:ソフトバンクと国立循環器病研究センター)
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 ソフトバンクは「Beyond Carrier」戦略を掲げ、先端技術を活用した社会課題の解決に取り組んでいる。医療・ヘルスケア領域では、5G(第5世代移動通信システム)やAI(人工知能)、IoTなどの技術を活用し、病気の予防と治療の両面からアプローチしていく。

 ソフトバンクと国立循環器病研究センターは、今回の協定で両者の強みを生かし、循環器病予防機器やアプリケーション、ビッグデータ、AIを活用した循環器病予防アルゴリズムを共同開発する。

 現時点で(1)生活習慣病と(2)心房細動、(3)脳卒中の研究テーマを明らかにしている。(1)生活習慣病では、血糖値や脂質、血圧などを測定するためのデバイス開発や、生活習慣病の予防アルゴリズムの開発に取り組む。(2)心房細動では、日常生活における心電計測を目的としたデバイス開発や、心房細動による疾患予防アルゴリズムを開発する。(3)脳卒中では、脳卒中のリスク予測や早期発見に役立つアプリケーションの開発や、そのためのアルゴリズム開発を実施する。

共同研究テーマ(出所:ソフトバンクと国立循環器病研究センター)
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 国立循環器病研究センターは、高度専門医療研究センターとして循環器領域における世界トップレベルの医療・研究の実現に取り組んでいる。2019年7月には、産学官が連携して最先端医療・医療技術開発を進める共同研究拠点「オープンイノベーションセンター」を開設しており、今回の協定に基づく研究開発でも活用される予定である。

 高齢化が進む日本では循環器病への対策が急務で、2018年12月には「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が成立した。企業や大学、その他の研究機関が連携し、これまで以上に循環器病への対策に取り組むことが求められている。

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