NTTデータは2019年9月24日、タイで顧客情報管理(CRM)システムやデータ分析サービスなどを手掛けるローカス・テレコミュニケーション(Locus Telecommunication)を買収したと発表した。タイの現地大手企業や日系企業を対象に、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連のコンサルティングやシステム開発、保守・運用などの事業拡大を目指す。

 NTTデータのシンガポール子会社を通じて、ローカスの創業者がほぼ全株を保有していた同社株式の譲受について2019年9月10日付で最終合意し、9月23日に株式を取得した。買収額は非公表だが、数十億円規模とみられる。

 ローカスはタイ国内の保険、銀行、流通業界などを主な顧客として、CRMシステムやデータ分析などのコンサルティング、システム開発、保守・運用などを手掛けている。1999年設立の非上場企業で社員数は約150人。

 NTTデータは2019~2021年度の中期経営計画において、市場が成長している中国・アジア太平洋地域で「飛躍的事業拡大」を目指している。タイ国内ではこれまでも、2012年にカード決済処理システムのアクセレンス(Accellence)を買収し、2019年7月にはSAPの導入・コンサルティングのISSコンサルティング(ISS Consulting)も買収している。今回の買収によりタイ国内におけるDXやCRMなどの事業体制強化を目指す。