ドイツ・ダイムラー(Daimler)の商用車部門であるDaimler Trucks & Busesは2019年9月18日、中国の電池メーカーCATL(Contemporary Amperex Technology Co., Limited)と電動トラック用電池の供給契約を締結したと発表した。CATLは、「Mercedes-Benz eActros」と「Freightliner eCascadia」「同eM2」など、2021年以降に市場導入を予定している電動トラックにLiイオン2次電池を供給する。

(写真:Daimler)
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 200kmの航続距離を持つ大型EVトラックのeActrosは2018年からドイツとスイスで、中型トラックのeM2と大型トラックのeCascadiaは米国で、それぞれユーザートライアルを実施している。CATLと供給契約を締結したことで、量産に向けた準備が一歩前進したとする。搭載する電池システムはDaimler Trucks & Busesが開発する。なお、電池パックの生産は、CATLだけでなくDaimler Trucks & Busesでもドイツのマンハイム工場と米国のデトロイト工場で行う。

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 Daimlerの電動化戦略は、E-Mobility Groupという部門が中心となり、ブランドおよびセグメント全体の製品戦略を束ねている。E-Mobility Groupは、電動車向けのグローバルプラットフォームを開発し、それをグループ全体で使うことで投資効率の最適化を狙う。また、電動車を市場に投入するだけでなく、TCO(総所有コスト)の観点から経済的に電動車を所有するためのエコシステム全体に焦点を当て、ユーザー企業に対して包括的なコンサルティングを提供する計画だという。

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