スウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年9月17日、中国南京にある自社工場をスマートマニュファクチュアリング化したと発表した(Ericssonのニュースリリース1)。5億スウェーデンクローネ(日本円で約55億円)を投じて、業界最先端レベルの自動製造工場を実現したとする。

出所:Ericsson
[画像のクリックで拡大表示]

 この工場では、主に中国の通信サービスプロバイダーに向け、同国の5Gサービスやインダストリー4.0実現を支援する5G、4G無線通信機器を製造している。今回は、1年半の改修期間を経て、製造プロセス全てを改善。5G無線装置製造用に、モジュラーデザイン化した自動組み立てラインを用意し、5G試験環境についてもデジタル化。また、AIと機械学習を行うツールも導入し、生産ラインの効率改善や精度向上、品質向上を実現。最新のセルラーIoT技術で緊急事態や問題発生時の速やかな通報を可能にする自動アラームシステムも45か所に設置して、製造システムの更なる効率化と高速化を可能にするとしている。

 同社はこの他にも、エストニア、タリンの自社製造工場にて、無人搬送車やAR(拡張現実)を使ったトラブルシューティングシステム、無線によるモニタリングシステムを導入したコネクテッドファクトリ―を実現済(Ericssonのニュースリリース2)。また、2020年上半期には北米で最新の全面自動化したスマートファクトリーを操業開始する計画も発表している(Ericssonのニュースリリース 3)。アジア、欧州、北米と、全世界規模で工場のデジタル化を進め、顧客の需要に敏速に対応できるサプライチェーンを構築していくとしている。

出所:Ericsson
[画像のクリックで拡大表示]