アマゾンジャパンはコンビニエンスストアや駅などで商品を受け取れるサービス「Amazon Hub」を発表した。2019年末までに東京都と神奈川県のファミリーマート店舗や小田急電鉄の駅など200カ所でサービスを始める。2020年からは全国でサービスを開始する予定だ。

Amazon Hubロッカー
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 Amazon Hubは2種類から成る。1つは「Amazon Hub ロッカー」で、利用者はコンビニや駅にある宅配ロッカーからセルフサービス方式で商品を受け取る。もう1つが「Amazon Hubカウンター」で、こちらは店舗のカウンターでスタッフから商品を受け取る方式だ。使う場合は商品の配送先にAmazon Hubを選ぶ。商品がロッカーや店舗に配達されると受け取り用のバーコードを添付したメールが届く。ロッカーの場合、利用者がロッカーのスキャナーでバーコードを読み取らせると扉が開く。カウンターの場合はバーコードを店舗のスタッフに提示する。いずれのサービスも利用者の追加費用は必要ない。

Amazon Hubカウンターのイメージ。店舗スタッフはスマホアプリで利用者のバーコードを読み取る
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 アマゾンはロッカーの設置先としてファミリーマートや小田急電鉄のほか、首都圏でスーパーマーケットを展開する富士シティオ、昭和女子大学、東京海上日動火災保険と提携した。ファミリーマートは2019年末までに50店舗に、小田急は同年末までに10カ所の駅にロッカーを設置する予定だ。カウンターに関しては、マッサージ店を展開するりらくや宅配物受け取りサービス店を展開するecbo、大学生協事業連合などと提携した。2019年内にAmazon Hubを提供する200カ所のうち100カ所がロッカー、100カ所がカウンターになる予定だ。

 Amazon Hubの狙いは消費者にとっての利便性の向上だけでなく、物流網やコンビニ従業員の負担軽減にもある。アマゾンジャパンのジェフ・ハヤシダ社長は記者会見で、「Amazon Hubによって商品の再配達を減らすことが、配達ドライバーへの大きな支援になる」と語った。ファミリーマートの沢田貴司社長によれば、同社の店舗は年間1200万個もの宅配物を受け取っているが、8割をアマゾンが占めているという。「宅配物の受け取りは意外と大変であり、これを減らすことが店舗オペレーションの負荷軽減になる」(沢田社長)とした。