オランダNXP Semiconductorsは、5V動作の8ビットMCU「S08Pファミリー」に、「S08PLSシリーズ」(MC9S08PLSシリーズ)を追加した(ニュースリリース)。産業/民生分野における汎用制御アプリケーションに向ける。

S08Pファミリーの製品シリーズ(クラス)。新製品は一番下の「PLS」である。NXPの表
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 S08Pファミリーには、複数の製品シリーズがすでにある(関連記事)。これまでは、S08PLシリーズが廉価製品と紹介されていたが、新製品のS08PLSシリーズは機能を絞るなどして、さらに廉価にした製品と言える。

 最大20MHz動作の8ビットCPUコア「HCS08」と最大16Kバイトのフラッシュメモリー、1KバイトのSRAMを集積せる。フラッシュメモリーとSRAMにはアクセス保護機能が付いている。「Power Stop」モードにおける消費電流は1.2μAに抑えた。周辺回路として、12チャネル入力の10ビットA-D変換器や、アナログコンパレーター、UART、様々な動作モードを持つタイマーを備える。

S08PLSシリーズの機能ブロック図。NXPの図
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 新製品のMC9S08PLSは安全規格のIEC60370に準拠すると共に、高いEFT(電気的な高速過渡現象)/ESD(静電気放電)耐性を持つという。例えば、ESD耐圧は、人体帯電モデル(HBM)で最大6kVを確保した。既存のS08Pファミリー製品とピン互換性が保たれるという。電源電圧は+2.7V~5.5Vで、動作温度範囲は-40~+85℃。パッケージは8ピンSOIC、および16ピン/20ピンTSSOP。現在、サンプル出荷中。量産開始は2019年10月を予定している。価格などは未公表。