日本IBMは2019年9月13日、メインフレームの新製品「IBM z15」を2019年9月24日から出荷すると発表した。現在提供中のメインフレーム「z14」から2年ぶりの新製品となる。同社の山口明夫社長は「様々なデータにプライバシーやセキュリティーの大きな課題が出てきた」と語り、z15に新たなデータ保護機能「Data Privacy Passports」を搭載したと明かした。

メインフレームの新製品「IBM z15」
(出所:日本IBM)
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 Data Privacy Passportsはデータを暗号化したり、アクセス権限を付与・削除したりする機能である。ユニークなのは対象となるデータの範囲で、z15内のデータだけでなく、z15がクラウド上に出力したデータも対象とする。

 z15のシャットダウンと再起動を高速化する新機能「System Recovery Boost」も盛り込んだ。具体的な短縮時間は示されなかったが、計画停止から復帰までの時間短縮に役立つという。性能も向上させ、「z14と比べてシングルスレッドの処理速度は14%、最大システム能力は25%をそれぞれ高めた」(朝海孝システムズ事業本部長)という。価格は開示しておらず、個別見積もりとなる。