キュア・アップは、大阪府豊中市から成果連動型の業務を受託し、市民向けに禁煙支援事業を始める。海外で広がる「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」と呼ばれる仕組みを利用する。成果に応じて、事業期間3年で最大6000万円程度が支払われる。禁煙支援を対象としたSIBは世界で初めてだという。

SIBの仕組み
(出所:社会的投資推進財団)
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 SIBは、行政と事業者(民間企業やNPO法人など)、民間資金提供者(銀行など)が契約する成果連動型の事業。事業者は、行政から受託した事業で成果に応じて民間資金提供者から資金を得る。行政は、成果に応じて民間資金提供者に委託料を支払う。

 今回キュア・アップは豊中市から、豊中市在住者や在勤者を対象とした喫煙や受動喫煙による疾病の予防、禁煙⽀援などの事業を受託した。三井住友銀行と社会的投資推進財団が主な資金提供者の役割を果たす。

キュア・アップCOOの宮田尚氏
(写真:日経 xTECH)

 具体的にはキュア・アップは、豊中市在住者や在勤者を対象に「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」を提供する(関連記事)。アスキュア卒煙プログラムは、禁煙したい利用者がスマートフォン⽤アプリと、禁煙指導資格を持つ指導者とのオンライン面談、一般用医薬品を活用しながら禁煙継続を目指すもの。プログラムの期間は6カ月。医療機器として承認申請した治療用アプリのノウハウを生かしアスキュア用のアプリを開発したという。

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