ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2019年9月6日、スウェーデン・ノースボルト(Northvolt)とLiイオン2次電池を生産する合弁会社を設立したと発表した。工場はドイツのニーダーザクセン州ザルツギッターに位置し、2020年から建設を始める。2023年末から2024年初頭にかけて生産を始める予定。最初の年間生産電池量は16GWhとなる。

 合弁会社の出資比率は50:50。VWはNorthvoltに約9億ユーロを投資しており、その一部が合弁会社に充てられる。そのほかはNorthvoltが直接受け取り、その代わりにVWがNorthvoltの約20%の株式と監査役会の議席を獲得した。

 両社は2019年3月に電池を共同研究する「欧州電池連合(EBU:European Battery Union)」を設立するなど、電池に関して協力している(関連記事)。今回の合弁事業では、ドイツでの電池セル技術の確立にも貢献したいとする。

 VWグループが進めているEV化戦略では、今後10年間で約70車種の新しい電動モデルを発売する予定で、電動プラットフォームを使って生産する車両は2200万台に増加する見込み。2025年以降に欧州で必要な年間電池量は150GWhと推定され、アジアでも同量が必要になるという。