欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuroNCAPは2019年9月4日、新たに7車種の衝突安全試験結果を発表した。試験したのはドイツ・ダイムラー(Daimler)の「Mercedes-Benz EQC」と2代目「同CLA」、チェコ・シュコダ(Skoda)の「Kamiq」、韓国・双竜自動車(SsangYong Motor)の「Korando」、ドイツBMW「Z4」、ドイツ・アウディ(Audi)「A1」、米フォード(Ford Motor)「Focus」の7車種。試験の結果、7車種すべてが最高ランクの五つ星を獲得した。先進運転支援システムやアクティブボンネットなどの採用が進み、新型車の安全性は日を追うごとに改善が進んでいる。

Mercedes-Benz EQCのオフセット前面衝突実験
(写真:EuroNCAP)
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ベンツのEV-SUV、EQCはオールラウンドに好成績

 今回、試験した中には、電気自動車(EV)のEQCが含まれていた。EQCはDaimlerが展開する電気自動車ブランド「EQ」の高級コンパクトSUVとして、欧州で着実に成長しているEV市場に参入する。オフセット前面衝突実験をはじめ、各種の安全性試験でオールラウンドに優れた成績を上げ、五つ星を得た。EVはエンジン車と構造が異なるため、初期のEVでは衝突試験の結果が悪い例もあったが、近年は大幅に改善されてきたようだ。

 EQCを試験したことで、EuroNCAPが評価したEVは、英ジャガー(Jaguar)の「I-Pace」、日産自動車の「Leaf」、Audiの「e-tron」に続き4車種目となった。2019年末までに米テスラ(Tesla)の「Model 3」も試験する予定だという。

Mercedes-Benz EQCの総合評価
(出所:EuroNCAP)
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