楽天は2019年9月6日、子会社の楽天モバイルを通じて新規参入する携帯電話事業に関する記者説明会を開いた。まずは10月から顧客を絞り込んだサービス「無料サポータープログラム」を提供する。同サービスは最長2020年3月まで提供し、本格的なサービス開始はその後を予定する。本格展開は利用者を限定したサービス開始から最大半年遅れることになる。

 同プログラムは通話とデータ通信が無料で無制限使える。東京23区や大阪市、名古屋市、神戸市に住む5000人を募る。同プログラムで安定稼働を確認したうえで、幅広い顧客を対象にした有料の正式プランで本格サービスをスタートさせる。楽天の三木谷浩史会長兼社長は「(本格サービスの開始は)きちんと動く確証が取れ次第可及的速やかに開始する。1カ月後かもしれないし3カ月後かもしれない」と話した。

楽天の三木谷浩史会長兼社長
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 説明会では独自端末「Rakuten Mini」の投入も明らかにした。楽天によると世界最小、最薄で、Felicaチップを搭載しているという。また楽天モバイルが扱う端末は携帯電話事業者として初めて、全機種がSIMロックフリーになるという。基地局の設置が一部で遅れているという指摘に対して、三木谷会長は「当初は少し遅れたが、順調に回復している。東京23区や名古屋、大阪で無事ローンチできる」と話した。