中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2019年9月3日、中国China Mobile(中国移動)の四川支社Sichuan Mobileと連携して、四川省成都に「多次元5Gネットワーク」を展開、同市を世界屈指のハイテク都市にすると発表した(Huaweiのニュースリリース)。Sichuan Mobileの基地局に、Huaweiの5G向けマクロ基地局と電柱型基地局、屋内向け小型基地局などを設置する形で構築する。

出所:HuaweiのTwitter
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の多次元5Gネットワークは、basic coverage capacity layer、capacity experience layer、indoor coverage layerの3層から成るネットワークアーキテクチャー。これにより、都市全体へのカバレッジを実現する。各層の役割は次の通り。

 (1)basic coverage capacity layer:主に屋外で途切れることのないカバレッジと円滑なネットワーク通信サービスを提供する。

 (2)capacity experience layer(middle-layer network):電柱型基地局やその他の小型基地局設備を利用して、一貫した体験を提供する。マクロ基地局のセルエッジ部やビルの高層階、密集した住宅街、観光客が多く集まる場所や巨大なイベント会場など、大量の通信が発生する場所に適用する。

 (3)indoor coverage layer:大勢の利用客が訪れる駅や空港、ショッピングモール、病院、ホテル、オフィスビルや大学構内など、屋内でのサービス提供に向けたネットワークとなる。屋内での快適な体験を提供する。

 両社は2019年の初めから、成都の様々な場所で5Gネットワーク展開を開始。現在は、成都ハイテク産業開発区(Chengdu Hi-tech Industrial Development Zone)の南側地域やTianfuソフトウェアパーク、成都の繁華街である太古里(Taikoo Li)や成都パンダベース、成都地下鉄10号線、成都の高級ホテルであるウォルドーフ・アストリア、観光名所である寛窄巷子(Kuanzhai Alley)、都江堰市(Dujiangyan)などでサービスを提供しているという。