製造業への5G導入を推進する業界団体5G-ACIA(5G Alliance for Connected Industries and Automation)は2019年9月3日、3GPP標準仕様準拠の5Gプライベートネットワークを活用したIIoT(Industrial Internet of Things、産業分野向けIoT)サービスの各種シナリオをまとめた白書を公開した(3GPPのパートナーニュースサイト)。

出所:5G-ACIA
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 5G-ACIAは2018年4月に、ドイツ電機電子工業連盟(ZVEI)を中心にドイツで発足。産業界、通信業界の世界約50社が連携して、各種産業分野の5Gユースケース調査や、標準化、法令化に向けて活動している(関連記事)。2019年9月2日にはNTTドコモが参加を表明した(NTTドコモのニュースリリース)。

 今回の白書では、プライベートネットワークを、外部のネットワーク環境から完全に独立したスタンドアロンなネットワークと、外部のネットワーク環境と共存する形で動作するネットワークに大別した上で、それぞれの特徴や、企業設備に合わせた適用方法について紹介している。

独立したネットワーク使用時のサービス活用例
出所:5G-ACIA
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外部のネットワークと共存するプライベートネットワーク使用時のサービス活用の一例
出所:5G-ACIA
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 一方で、コネクティビティー、サービス品質、運用管理、プライバシーやセキュリティーなどの属性のうち、どれを優先するかによって、適用するプライベートネットワーク環境も変わるとして、今回紹介した各種ユースケースを、各企業でのプライベートネットワーク導入時の参考にしてほしいとしている。

 この白書は、「5G Non-Public Networks for Industrial Scenarios (White Paper)」のダウンロードサイトからダウンロード可能となっている。