直径0.5mmの細い針をがん腫瘍に高精度に刺す技術、早大発新興企業

2019/09/09 17:57
日経 xTECH
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(撮影:日経 xTECH)

 早稲田大学発の医療系新興企業ロックアンドロータスは2019年9月3日、細い針を高い精度でがん腫瘍に刺す技術を開発したと発表した。患者の体への負担を抑えつつ、薬を腫瘍に注入できる。今後は動物実験で安全性を確かめて、2022年の臨床試験を目指す。

 取締役として早大教授の岩田浩康氏が加わる。体内で10~15cm先の腫瘍に向かって、細い針を1mm未満のずれで真っすぐに刺す技術を開発した。針を左右に回しながら、小刻みに上下振動させることで、肉の摩擦を減らして、真っすぐに刺せる。

 現在は医師の指先の感覚に頼り、針がたわむのを抑えながら刺している。医師の技量によっては何度も刺し直すことがあり、患者に負担がかかることがあった。なお、左右回転は数Hzでステッピングモーターで実現し、数十Hzとみられる上下振動にはピエゾアクチュエーターを利用する。

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