ソフトバンクが、2年間の継続利用を条件に携帯電話料金を割り引く「2年縛り」契約を廃止する方向であることが分かった。2019年9月中旬にも違約金なしで解約できる新たな料金プランを用意する。9月20日ごろに発売されるiPhone新版も新たなプランで販売する見通しだ。

 現在の料金プランは2年間の期間拘束の有無でメニューを選べるが、拘束なしだと月額料金が2700円高くなる(ソフトバンクブランドの主力プランの場合)。一方、割安な期間拘束ありのメニューは途中解約すると9500円の違約金がかかる。新たな料金プランでは2年間の期間拘束と違約金を共に廃止し、シンプルかつ1カ月単位で解約できるようにする。料金水準は現在の期間拘束ありの割安な料金に合わせる方向だ。

 2019年10月1日には携帯電話利用者の過度な囲い込みを禁じた改正電気通信事業法が施行する。顧客と新たに契約を結ぶ場合、縛り契約の違約金は最大1000円、期間拘束の有無による料金差は最大170円までとなり、囲い込みの効果が薄まる。ソフトバンクは効果の薄い縛り契約を廃してシンプルな契約方法に改めたほうが、顧客獲得につながると判断したようだ。