英ジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)は2019年8月20日、次世代ヘッドアップディスプレイ(HUD)の研究過程で、3D映像の新しい表示技術を見つけつつあると発表した。

 この研究は、英ケンブリッジ大学の研究所、CAPE(Centre of Advanced Photonics & Electronics)と共同で実施したもの。クルマのフロントガラスに3D映像を投影して、拡張現実(AR)で前方の路面に警告文字を表示したり、危険物の映像を投影したりする。ドライバーは、警告や危険に対してより自然に反応するために、危険回避の反応が速くなるという。

従来のヘッドアップディスプレイと違い、現実空間の正確な位置に警告文字などが表示される。
(写真:Jaguar Land Rover)
[画像のクリックで拡大表示]

 投影する情報は、道路の制限速度や合流の指示、落下物や障害物などの警告、ナビゲーション指示など安全に関するもの。また雨や雪などで視界が悪いときや、環境照明のない山道などでドライバーの運転を支援する。ドイツで行われた研究では、運転中の奥行感覚が正確さを増すことで、いわゆる“飛び出し”に対するドライバーの反応が速くなったという。