インターネットイニシアティブ(IIJ)と産業用コンピューター大手の台湾アドバンテックは2019年8月21日、業務提携すると発表した。アドバンテックの産業用IoT(インターネット・オブ・シングズ)基盤「WISE-PaaS」とIIJのネットワークやクラウドサービスを組み合わせ、2020年1月から日本国内で販売する。

提携会見に臨むIIJと台湾アドバンテックの幹部
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 WISE-PaaSは工場内の工作機械や生産ラインに接続したアドバンテックの産業用コンピューターやセンサーからデータを収集し、工場内の設備の稼働状況を把握するPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)。日本市場向けに展開する「WISE-PaaS JP」では、センサーからのデータ収集用にIIJのIoT向けMVNO回線や閉域網などを併せて提供する。

 IIJの岡田晋介IoTビジネス事業部長は「2社が連携することで、セキュアな産業用IoTを展開するうえで必要なソリューションをワンストップで提供できるようになる」と言い、製造業などでIoTシステムの顧客獲得に弾みをつけたい考えだ。

 WISE-PaaS JPの販売活動は日本ラッドが担う。物流業や農業など製造業以外に向けた顧客開拓は、各業界に明るいシステム構築事業者とパートナー契約を結ぶことで進めていく意向だ。