小田急電鉄と江ノ島電鉄、SBドライブの3社は2019年8月21日、神奈川県藤沢市の江の島周辺の公道で自動運転バスの走行実験を始めた。8月30日までの平日に1日5往復運行する。江の島周辺の走行実験は2018年9月実施に続く2度目。前回に比べて走行距離を2倍にするなど実験内容を拡充している。

神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館前で自動運転バス試乗の記念撮影に応じる黒岩祐治知事(左から2人目)
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 前回に続いて、神奈川県の黒岩祐治知事が試乗した。「この1年で技術が進歩したのを実感した。クルマ本体だけではなく、信号機など道路側のインフラも進化している。(自動運転バスの)急ブレーキのかけ方など、まだ人間の運転手に及ばない部分はあるが、2020年までにできるだけ人間が運転しなくてもいい形に持っていければと考えている」(黒岩知事)。

 自動運転バスは日野自動車「ポンチョ」の改造車である。経路は江の島対岸にある県立湘南海岸公園中部バス駐車場から、江の島大橋を渡り、江の島島内の湘南港桟橋バス停に至る片道約2キロメートル。これを最高時速40キロメートルで走る。

 運転席には江ノ島電鉄バスの運転手が座るが、普段はハンドルから手を離した状態で、一部の地点を除いて運転操作はしない。途中に信号機がある交差点が5カ所ある。バスは信号機から4G LTE回線を通じて、信号の色や信号が変わるまでの残り時間などの情報を受け取り、これを基に発車・停車を自動制御する。