インターネットイニシアティブ(IIJ)系の仮想通貨交換業者であるディーカレットは2019年8月21日、仮想通貨を複数の電子マネーに交換(チャージ)できるサービスを同日に開始したと発表した。同社の仮想通貨口座から「au Wallet」「nanaco」「楽天Edy」に交換できる。商品やサービスの購入に仮想通貨を直接使える店舗は限られており、電子マネーへの交換サービスの提供によって仮想通貨の使い勝手を高める狙いだ。

ディーカレットのスマホアプリに追加された電子マネーへの交換メニュー。3種類の電子マネーに交換できる
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 ディーカレットのスマートフォン(スマホ)アプリで交換先の電子マネーや交換する電子マネーの金額、交換元となる仮想通貨の種類を選ぶ。交換元の仮想通貨はビットコインやイーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5種類。交換1回当たり108円の手数料がかかるが、1回の交換額が3000円以上の場合は手数料が無料となる。1日当たりの交換額には上限があり、au Walletは10万円、nanacoは2万9000円、楽天Edyは2万5000円となる。交換先の電子マネーについて、ディーカレットの時田一広社長は「様々な電子マネー事業者と話をしており、今後も増やしていきたい」と意欲を見せる。

 ディーカレットは2018年1月に設立し、2019年4月に仮想通貨交換サービスを開始したばかり。時田社長は電子マネーへの交換サービスの意義について、「これまで現物取引のサービスだけで商品上の優位性はなかったが、電子マネーへの交換サービスを加えることで、仮想通貨の投資対象としての側面だけでなくデジタル通貨としての側面にも期待するお客さまにアプローチできるようになった」と強調した。ユーザー数の伸びについては「当初の事業計画からは少し遅れているが、今回のサービス追加を機に盛り返していきたい」(時田社長)とした。

ディーカレットの時田一広社長(中央)
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 電子マネーへの交換サービスと併せて、ディーカレットは仮想通貨の証拠金取引サービスも2019年8月21日付で始めた。外国為替証拠金取引(FX)と同様の仕組みで、最大4倍のレバレッジを掛けて取引できる。