東南アジアで格安ホテルチェーンを運営するシンガポールのレッドドアーズ(RedDoorz)は2019年8月19日、楽天のグループ会社から出資を受け入れたと発表した。楽天傘下の楽天キャピタルが複数のベンチャーキャピタル(VC)と共に、レッドドアーズが実施した7000万ドル(約75億円)の第三者割当増資を引き受けた。

 他の出資者はシンガポールのアジアパートナーズや韓国ネイバー(Naver)が出資するVCなどである。出資比率は公表していない。レッドドアーズはAI(人工知能)を使った需要予測や変動料金制に強みを持つ。楽天は「現時点ではVCを通じた純投資」(広報)と話すが、レッドドアーズが順調に成長した場合などの将来的な協業の可能性は否定していない。

レッドドアーズの宿泊予約用サイト
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 レッドドアーズは2015年の創業で、インドネシアやシンガポール、フィリピン、ベトナムなどの80都市にある約1400施設のホテル物件を管理している。空き部屋を検索したり宿泊を予約できたりするスマートフォンアプリを提供し、繁閑などに応じて宿泊料金を変動させて稼働率を高めるダイナミックプライシングの技術に強みを持つ。同社は調達した資金を使って、2019年末に物件数を2000施設まで増やす計画だ。