住友化学は英国子会社の住化ポリマーコンパウンドヨーロッパ(Sumika Polymer Compounds Europe)を通じて、トルコの樹脂コンパウンドメーカーであるエマスプラスチック(Emas Plastik)とその関連会社(以下、エマスグループ)を買収した(ニュースリリース)。これにより住友化学は、ポリプロピレン(PP)事業のグローバル展開を推進する(図)。

図:住友化学グループのPPコンパウンド生産・販売拠点
(出所:住友化学)
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 住友化学グループの傘下に入ったのは、Emas Plastikとアクジェプラスチック(AKCE Plastik)、アルメン(ALMEN)の3社。いずれもPPを中心とする樹脂コンパウンドを製造・販売しており、生産能力はトルコ国内で最大級という。

 PPコンパウンドは、自動車のバンパーや内装材、家電製品のきょう体などに使われる。トルコには、多くの自動車・白物家電メーカーが欧州向け製品の生産拠点を構えており、PPコンパウンドの需要拡大が見込まれている。住友化学は、Emasグループの買収によってこうした需要を取り込む。

 Emasグループは廃プラスチックの調達にも強みを持ち、それらをリサイクル材料として用いたPPコンパウンドの販売量も同国内でトップという。住友化学は、環境意識の高い欧州においてリサイクル材料を使った製品の需要増加に対応していく。