スウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年8月6日、フィンランドの通信事業者であるElisaと、プライベートネットワークのパイロット試験を完了したと発表した(Ericssonのニュースリリース1)。フィンランドの企業で高まる、ネットワークへのさらなる高信頼性と高性能化への要求に対応するための施策としている。

出所:Ericsson
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 Ericssonは既に、公共事業や鉱業、港湾や空港、工場など、様々な業界にプライベートネットワークを提供。2019年6月には、ドイツの電気自動車メーカーe.GO Mobileと、プライベートネットワーク構築に向け5G基幹ネットワークと5G NRソリューションを提供する旨の契約を締結している(Ericssonのニュースリリース2)。

ミッションクリティカルなブロードバンド実現へ

 プライベートネットワークでは、通信事業者が提供する既存の資源を使って、企業自身が、社内に特化したカスタマイズを行い、独自管理することができる。企業内に閉じた運用となり、あらかじめ定義しておいた端末からしかアクセスできないため、高いレベルの安全性と性能を確保することができる。

 今回の試験は、Elisaの施設にて、「Ericsson Enterprise Core」と4G/5G向けルーター「Ericsson Router 6000 series」、屋内型スモールセル「Radio Dot System」を含む、「Ericsson Private Networks」ソリューションを使って実施した。Ericsson Private Networksは、ユーザー企業が自身のプライベートネットワーク内で、ユーザー、端末、通信量などを管理できる環境を提供。拡張性が高く、ミッションクリティカルなブロードバンドを実現可能なソリューションとなっている。

 同社では、こうした新しい通信技術を導入することで、産業界での生産性の強化や効率改善を推進することができるようになるとしている。