データ活用支援のクラウドサービス「b→dash」を開発するフロムスクラッチは2019年8月6日までに、総額100億円の資金調達契約を結んだ。調達資金を基に、プログラミングの知識がなくても利用できるデータ分析機能の開発や海外展開を加速する。

 米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)や米大手投資銀行のゴールドマン・サックスなどを引受先とする第三者割当増資を実施した。KKRはリード投資家として40億円を出資した。フロムスクラッチの2014年10月以降の累計調達額は145億円となった。

 フロムスクラッチは2010年の創業。データの取得から加工、異種データの統合、分析、可視化、メールやWebサイトによるマーケティング自動化まで一通りの機能を備えたデータ活用支援のクラウドサービスを手掛ける。

 データ分析分野のベンチャー企業による100億円規模の資金調達は珍しい。リード投資家のKKRはフロムスクラッチが独自開発したデータ分析機能「Data Palette」を評価した。Data Paletteを使うとSQLなどの専門知識がなくてもマウス操作でデータの統合や管理が可能という。フロムスクラッチは調達資金をData Paletteの機能強化に充てる。アジアを中心とした海外展開や、2020年開始予定の消費者向け新規事業の開発も図る。