米司法省は2019年7月26日(米国時間)、ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリント(Sprint)と、同3位のTモバイルUS(T-Mobile US)の経営統合を条件付きで承認すると発表した。

 これまでの報道通り、司法省は両社合併後も4社体制を維持すべく、米衛星放送大手ディッシュ・ネットワーク(Dish Network)を「第4の事業者」に仕立てる構えだ。合併を承認する条件として、スプリントのプリペイド事業や一部の周波数をディッシュに譲渡することを求めた。ディッシュに対する基地局設置場所やネットワークの貸し出しなどについても細かな条件を付けた。

 これを受け、スプリントは「Boost Mobile」や「Virgin Mobile」を含め、プリペイド事業(契約数は930万件)を14億ドルでディッシュに売却する。800MHz帯の周波数も36億ドルでディッシュ・ネットワークに譲渡する予定だ。

 スプリントとTモバイルUSの合併を巡っては、規制当局の1つである対米外国投資委員会(CFIUS)が2018年12月に承認済み。米連邦通信委員会(FCC)は2019年5月に合併を支持する委員長らの声明を公表しており、近く正式に承認する見通し。両社は7~9月期中にも最終承認を済ませ、2019年後半の合併実現を期待するとした。