写真や動画素材の取引サービス「PIXTA」を運営するピクスタは2019年7月23日、ある写真と特徴が似ている写真を検索する「類似画像検索」機能の提供を始めた。構図や色合い、雰囲気が似ている写真を自動的に検索し一覧表示する。利用者が適切なキーワードを思い付かない場合でも写真を探せるようにして利便性を高める。

類似検索機能を使うと構図や色味が似た写真を検索できる
(出所:ピクスタ、以下同)
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従来の検索機能で「夫婦」「食事」といったキーワードを指定すると夫婦が「向かい合う」「横並び」「配膳」など様々な構図や場面の写真が検索される
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 利用者がPIXTAのWebサイトに手元の写真データをアップロードすると、写真データの特徴を自動的に解析してPIXTAの登録写真の中から似た写真を自動的に選び出す。例えば「テーブル越しに向かい合う男女を横方向から切り取った構図」「食卓」「落ち着いた色」などの特徴を読み取る。

 従来は利用者が考えたキーワードを基に検索する必要があった。写真に付属する検索用キーワードは撮影者が主観で入力するため、必ずしも購入者の要件に合う言葉が付いているとは限らなかった。テーブル越しに向かい合った男女の構図が欲しい場合でも、「夫婦」「食事」などとキーワードを指定すると様々な構図や場面の写真が検索され、思い通りの写真を検索するのが難しい場合があった。

 ピクスタは新機能を通じて、特定の写真と同様な写真が欲しいといった明確な検索ニーズに応える。写真撮影者が適切な単語を登録しなかったことによる販売機会損失も減らせるとみる。

 まずインターネットなどから一般的に入手できる機械学習用のデータを使って新機能を開発した。今後はPIXTAに登録済みの4000万点の写真やイラストのデータを学習させて機能を改良する。メインの被写体の特徴に合った写真を検索できるようにして精度を高めるほか、イラストも探せるようにする。