日本IBMは2019年7月19日、セキュリティー事業の戦略説明会を開いた。同社の纐纈昌嗣執行役員セキュリティー事業本部長は「セキュリティーに対する不安が依然として顧客企業のクラウド移行を妨げている」と指摘。顧客のマルチクラウド環境を一元管理するセキュリティーソリューションを提供し、顧客のクラウド移行を支援していくとした。

日本IBMの纐纈昌嗣執行役員セキュリティー事業本部長
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 「今年のIBMのセキュリティー事業は『Securing the Journey to Cloud(クラウドへの道のりを守る)』がキーワード。この1点を目指す」。纐纈執行役員は説明会の冒頭でこう強調した。「マルチクラウド環境のセキュリティーを日本IBMが担保することで、一緒に(クラウドに)飛ぶお手伝いをしていきたい」(纐纈執行役員)。

 具体的なソリューションは5つの要素で構成する。具体的には「クラウドセキュリティー戦略」「脅威とコンプライアンスの管理(脆弱性管理)」「脅威とコンプライアンスの管理(イベント監視)」「データとワークロードの保護」「IDとネットワークの保護」――である。

日本IBMのソリューションの概要
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 グローバルの知見を生かしたコンサルティングから、セキュリティー分析ソフトウエア「IBM QRadar SIEM」、コンテナ管理ツール「Kubernetes」などを使ったセキュリティーサービスを提供していくという。纐纈執行役員は「上流のコンサルティングから、製品を使ったインプリメンテーション(実装)までこなせるのは他社にない強みだ」と力を込めた。