米Qualcomm(クアルコム)、T-Mobile、スウェーデンEricsson(エリクソン)は2019年7月11日、世界初とする、商用モデムでの低周波数帯(ローバンド)5Gデータ通信に成功したと発表した(QualcommのニュースリリースT-MobileのニュースリリースEricssonのニュースリリース)。T-Mobileが全米への5G展開に向けて用意する600MHz帯を使って、同社ワシントン州ベルビューにあるラボにて実施された。

出所:T-Mobile
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 今回の実験では、Qualcommの5G NR対応モデム第2世代品「Snapdragon X55 5Gモデム」と、5G対応RFフロントエンド(RFFE)ソリューション(関連記事1)搭載端末を使用。ネットワークには、Ericssonの無線装置類が使われている。

 600 MHz帯を使っての5Gネットワークでは、広域なカバレッジを確保できるほか、ミリ波では対応が難しい建物の壁を越える信号のやり取りが可能となる。T-Mobileでは、既存の600MHz帯LTE設備とインフラ(関連記事2)を使って、迅速に600MHz帯5Gネットワークの展開を進めていくとしている。

 Qualcommも今回の結果を受け、X55 5Gモデムを今後、従来のミリ波帯、サブ6GHz帯に加え、低周波数帯にも対応することで、世界中の5Gネットワーク対応端末の開発をサポートしていくとしている。