オランダNexperia(ネクスペリア)社は、+175℃動作が可能なSOT23(TO-236AB)パッケージ封止のスイッチングダイオード「BAS16/21」とトランジスタ「BC807/817」を発売した(ニュースリリース)。同社従来品は、+150℃が定格温度だった。今回は、パッケージの許容損失(Ptot)を25%高めることで175℃の定格温度での動作を可能にした。同社によると、「業界初」という。車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠する。ギヤボックスや、モーター駆動機器、ボンネットの下に実装する電子制御ユニット(ECU)、LED照明器具などの車載機器のほか、高温環境での動作が求められる産業用電子機器などに向ける。

175℃動作が可能なSOT23パッケージ封止のダイオードとトランジスタ。Nexperiaのイメージ
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 BAS16は、逆回復時間が4ns(最大値)と短いスイッチングダイオードである。ピーク繰り返し逆電圧は+100V(最大値)。順方向電圧は+1.25V(最大値)。順方向電流は215mA(最大値)。逆方向電圧は100V(最大値)である。BAS21の逆回復時間は50ns(最大値)である。ピーク繰り返し逆電圧は+250V(最大値)と高い。順方向電圧は+1.25V(最大値)。順方向電流は200mA(最大値)。逆方向電圧は200V(最大値)である。

 BC807は、pnp型の汎用トランジスタである。コレクター-エミッター間電圧は−45V(最大値)で、最大コレクター電流は500mAである。BC817は、npn型の汎用トランジスタである。コレクター-エミッター間電圧は+45V(最大値)で、最大コレクター電流は500mAである。

 4製品いずれも、価格は明らかにしていない。今後同社は、順方向電流が最大15Aまでのスイッチングダイオードと、最大コレクター電流が最大15Aまでの汎用トランジスタにおいて、+175℃動作が可能なSOT23パッケージ封止品を製品化していく予定である。