人工知能学会倫理委員会は2019年7月1日、AI(人工知能)倫理や「社会とAIの関係性」に関わる活動を表彰する「AI ELSI賞」を創設し、募集を始めた。同月31日に募集を締め切り、審査を経て2019年11月に表彰する。ELSIはEthical,Legal and Social Issuesの略。

 応募者・推薦者は同学会員に限るが、表彰対象は会員に限らず、研究者・企業・個人も問わない。研究活動からワークショップ、製品やサービス、文学・評論・メディア作品まで「AIに関して優れた倫理的視点を与えてくれたもの」「AIと社会の関わり合いに関して深い洞察や影響力のある実践をおこなったもの」を対象とする。「同賞を学会と社会をつなぐ位置付けにしたい」(倫理委員会の武田英明委員長)。

 現在決まっている審査委員は武田氏を含む倫理委員会のメンバー3人のほか、メディアアーティストで産業技術総合研究所の江渡浩一郎氏、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科のクロサカタツヤ特任准教授、経済学を専門とする東北大学の原山優子名誉教授、SF作家の藤井太洋氏、慶応義塾大学大学院法務研究科の山本龍彦教授である。

ディスクロージャー:記者は人工知能学会倫理委員会の外部委員だが、同賞の運営には関与していない。