システムと設計技術に焦点を合わせた研究会「DAシンポジウム2019」(ホームページ)が今年も石川県加賀市山代温泉で開催される(会期:2019年8月28~30日、主催:情報処理学会 システムとLSIの設計技術研究会)。一般講演やポスター発表に加えて、4件の招待講演と2つの特別企画が予定されている。企業展示も実施する予定で、企業と大学の交流の場が提供される(昨年のDAシンポジウム 2018関連記事1同2同3)。

 まず、招待講演の概要を紹介する。1件目はフィックスターズの丸岡晃氏による講演で、タイトルは「ドメイン固有言語とコンパイラ技術を用いた専用ハードウェア開発」である。半導体の集積率の向上が最近頭打ちになっていることに伴い、ハードウエアの性能や電力効率を上げるためには、アプリケーションドメインに特化した開発が必要となってきた。講演では、画像処理用ドメイン固有言語「Halide」の回路記述からドメイン固有アーキテクチャーを自動生成する同社のコンパイラー技術が紹介される。ディープラーニング(深層学習)などの実装例も併せて紹介される予定。

 2件目には、Preferred Networksの金子紘也氏が登壇する。同氏は、「深層学習モデルの高速なTraining/InferenceのためのHW/SW技術」と題して講演する。さまざまな分野で深層学習が応用され成果を上げている中、実応用においては深層学習モデルを構築するために膨大な計算機インフラとそれを支えるソフトウエアが必須となる。講演では、深層学習モデルの高速なTraining/Inferenceを行うためのハードウエアおよびソフトウエア技術について、同社の取り組みを交えて紹介される予定である。