トレックス・セミコンダクターは、消費電流が0.6μAと少ないLDOレギュレーターICに、実装高さが0.33mmと薄いUSPQ-4B05パッケージ封止品「XC6237シリーズ」を追加した(ニュースリリース)。パッケージの実装面積は1.0mm×1.0mmである。特徴は、GO(Green Operation)機能を搭載したことにある。GO機能は、出力電流を検出し、その大きさに応じてハイ・スピード・モード(HSモード)と、パワー・セーブ・モード(PSモード)に自動的に切り替えるもの。この結果、高速動作と低消費電流を両立できるという。冒頭の0.6μAは、PSモードにおける消費電流である。IoT対応機器やウエアラブル機器、スマートメーター、スマートカード、リモコンなどに向ける。

実装高さが0.33mmと薄く、消費電流が0.6μAと少ないLDOレギュレーターIC。トレックスの写真
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 CMOSプロセスで製造した。パストランジスタであるpチャネル型MOSFETは集積した。入力電圧範囲は+1.6〜6.0V。出力電圧は固定で、+1.2〜5.0Vの範囲において、製品購入時に0.05Vステップでユーザーが指定できる。内部抵抗のトリミングによって出力電圧を設定する。最大出力電流は150mA。出力電圧の誤差は、出力電圧が+2.00V以上のときに±1.0%、+1.95V以下のときに±20mV。ドロップアウト電圧(入出力電圧差)は、+1.60V出力時に315mV(標準値)、+2.50V出力時に200mV(標準値)、+3.30V出力時に165mV(標準値)、+5.00V出力時に130mV(標準値)である。リップル電圧除去比(PSRR)は60dB(1kHzにおける標準値)と高い。

 チップイネーブル(CE)機能や、出力コンデンサーのディスチャージ(放電)機能を備える。保護機能として、しきい値が250mA(標準値)の電流制限保護機能と25mA(標準値)の短絡電流保護機能を用意した。出力コンデンサーには、等価直列抵抗(ESR)が低い積層セラミックコンデンサーが使える。パッケージはUSPQ-4B05のほかに、SSOT-24パッケージを用意した。動作温度範囲は−40〜+105℃。すでに量産を始めている。参考単価は100円(税別)である。